パチスロライフ

パチンコスロット日誌

パチンコによる借金地獄

※この記事はトキさんからの寄稿です。

当時仕事はしていました。

しかし、パチンコ依存だったことかクビになりました。

それからというものの新しい仕事を探すわけでもなく「パチンコに買って生計をたてていく」という無謀な考えをもっていました。

貯金も瞬く間になくなり、そんな私に見飽きた妻は家から出ていきました。

しかし、私のパチンコはやめられませんでした。

貯金がなくなっても「次やれば勝てる」「今日の分を明日取り返す」という考えから消費者金融から借りるようになりました。

しかし、パチンコに負け続けた無職の私に返済できる能力はありませんでした。

消費者金融からの返済を何とか済ませるためにほかの消費者金融から借りる、ということを繰り返していました。

いわゆる「多重債務」を幾度となく繰り返し、その結果消費者金融からは借りられないほどになっていました。

気づけば目の前が真っ暗になるほど借金は高額になっていました。

そして膨れ上がった消費者金融の借金を返すためについに闇金を利用しました。

当時の私には闇金の恐ろしさがわかってませんでしたし、違法機関だからと言って完全に舐めてました。

消費者金融と違って審査もほぼなく保証人もいりませんでした。

必要な額を言ったらその場ですぐに貸してくれました。

「なんて簡単なんだ」と思いまたパチンコにあけくれました。

パチンコしか見えてなかった私は闇金が簡単にお金を貸してくれたことでパチンコをするお金が手に入り、本当に助かりました。

利子は消費者金融と違って「10日で3割」と驚くほど暴利でしたが違法業者なので消費者金融と同じだけの利子でいいとどこかで聞いたことがありましたので深くは考えませんでした。

しかし、利息の回収日になると案の定金融業者が家に来ました。

私はパチンコに負けて返せる余地もなかったので「あと数日待ってほしい」とお願いしたのですが、それが通用する相手ではありませんでした。

土足で自宅に入ってきては金目の物を全て持っていき、「これで今回の利息分は勘弁してやる」と去っていきました。

パソコンもテレビも時計も全部持って行かれました。

家賃の支払いさえ滞納していた私が次回の利息分も払える訳がなく、再びやってきた金融業者の呼び鈴を無視するとドアポストから消化器を噴射されました。

死ぬかと思った私は思わず窓をあけ、その場でボコボコにされました。

「あと1日だけ」と懇願するも「どうせそう言ってパチンコ行くんだろ?」と右手の指を全て折られました。

終始「殺される」と思い心臓がドキドキしっぱなしでした。

まさしく闇金ウシジマくんの世界と同じでした。